春の塩ラーメン


 久しぶりにジャンクフードが食べたくなったので。旬のたけのことキャベツでアレンジしてみました。旬のたけのこは水煮パックのやつとは明らかに味が違います。面倒でも生たけのこを買って自分で下ゆでして食うべきです。

材料

サッポロ一番 塩らーめん 1袋
たけのこ(水煮したやつ) 適量
キャベツ 適量
わかめ 適量
卵 1個


 彩が少ないとかそんなことは気にするな。

世界の頂点に君臨する「塩らーめん」


 サッポロ一番の塩らーめんが世界最強のジャンクフードとして君臨し続ける理由はなんといってもそのシンプルで飽きの来ない味にある。ジャンクフードの手軽さとコストパフォーマンスを克服するために、各社がいろいろ化学調味料をこねくり回してケミカル臭いラーメンを作っている中、「塩」という原始的な調味料をベースとした潔さには驚嘆する。そしてシンプルであるが故の汎用性の高さは、アレンジの自由度を無限に広げる。和洋中どんな味付けだろうが、肉、シーフード、野菜どんな素材にもマッチする。ジャンクフードにおけるアレンジの汎用性は、栄養バランスの改善にもつながる。
 誤解されがちだが「塩ラーメン」ではない。「塩らーめん」だ(製造元のサンヨー食品は他にも「味噌ラーメン」「とんこつラーメン」等を製造しているが、平仮名で表記されているのは「塩らーめん」のみである)。これはあくまで「ラーメン」という固定観念に縛られ続ける日本のファーストフード界への警鐘でもある。パーマネントかつフレキシブル。ラーメンという枠を超え(皮肉だがドイツ語で「枠」のことをrahmenと言う)、ユーザーの創意工夫によっていくらでもそのユニヴァースを拡大する可能性を秘めているのが「塩らーめん」なのだ。