ブログのカテゴリーの分け方で後悔しない4つのポイント
はてなダイアリーでブログを書き始めて約半月ほど経つのだが、ふとサイドバーのカテゴリを見てみるとその占有感に圧倒された。
総計28カテゴリ。ちなみに総エントリ数が23なんでカテゴリのほうがはるかに多い。もうアホかと。そもそも専門に特化したビジネスブログならこのような心配は要らないかもしれないが、個人の趣味でやっているとどうしても個人の些細な趣味に走りがちで、扱う内容が手広くなってしまう。かといって専門に特化してしまうと趣味として面白くないし、カテゴリが散漫で気持ち悪いのもアレなのであれば、次のような点に注意してカテゴリを再構築してみるとブログの更新が楽しくなるかもしれない。
1.モレなくダブりなく(MECE)
まあこれは基本か。「音楽」カテゴリに「テクノ」「ジャズ」というカテゴリを作った時、「テクノ」にも「ジャズ」にも属さない音楽が‘モレてしまう’。もしくは、「テクノ」も「ジャズ」も「音楽」であることは自明なのに、あえて「音楽」カテゴリを作ることで‘ダブってしまう’、といった問題である。あまり神経質になる必要はないが、モレが気になるのであれば「未分類」「その他」のようなカテゴリを作って含めてしまえばいい。特に「メモ」「備忘録」はモレた要素を全て吸収できるマジックワード。ダブってしまうのは良し悪しだ。「音楽」でも「ジャズ」でも検索できることを便利だと思うか冗長だと思うかは人それぞれだ。
2.カテゴライズは自分のためじゃなくて読む人のためにする
ただ、MECE化すればいいってものでもない。重要なのは読む人のことを考えることだ。例えば同じ音楽でも、読者はきちんと批評した良質なテキストを読みたいだろうし、その際に、後で詳しく書こうとメモ程度にざっくりと感想を述べたものが一緒に混ざっているとめんどくさい。幸いにもはてなダイアリーのカテゴリはタグ扱い(排他性がない)なので、「批評」「雑感」といったカテゴリを付与すると親切かもしれない。また、系統化された話題とかTips(シリーズもの)は一つのカテゴリにまとめておくと、一覧できて便利だろう。
3.細分化度は自分のキャパシティに合わせる
カテゴリを細分化するということは、カテゴリ当たりの記事数が減ってしまうということである。そもそも記事をカテゴライズする目的は知識をグループ化して関連記事へのアクセスを増やしたり、動線を短くしたりすることなので、過度な細分化で経路を分散させるのは本末転倒である。よって、自分の更新頻度と相談して細分化度を決めなければならない。まあ、ブログを立ち上げた当初は「よーし一日10エントリだー」と勢い込むのも当然なので、更新に疲れてきた頃にもう一度カテゴリをみなおしてみることをお勧めする。僕のようにorz
4.カテゴリよりも重要なのはタイトルと関連記事
結局カテゴリ分けしたところで、わざわざカテゴリ一覧のページに飛んで丁寧に特定カテゴリの記事を全部読むような大ファンがどれだけいるのか?って話だが、よほどコアな専門領域を持っている人以外は無用な心配だ。ほとんどのお客さんは検索エンジンでマッチした記事タイトルやトラックバック、ブクマなどのリンクから直接記事を閲覧するのだから、その入口となるタイトルを一字一句考え抜くことと、出口となるページ最下部に関連記事へのリンクを張って直帰率を下げることのほうがはるかに重要だろう。
結論
4つのポイントを挙げてみたものの、ぶっちゃけ4が真理だと思う。実際、アルファブロガーと呼ばれている人たちのカテゴリ欄を見ても、なんら共通したhackは見えてこない。小飼さんはごちゃごちゃと無数のカテゴリを作っているし、分裂勘違い君劇場なんかはカテゴリなど一切作っていない。個人的な趣味できっちりカテゴライズするのは個人の自由だが、それがブログのアクセシビリティに直結することはほとんどないことを理解したうえで時間を割くべきだと思う。むしろカテゴリ欄をネタにするくらいの気概があってもいいだろう。
- 古典
- (擬似)科学
- 研究生活
- やってみた
- 吉田戦車
- 批評
- 備忘録
- ネタ
- 雑感
- 季節の便り
というわけで結局、この10カテゴリに絞った。後悔はしていない。